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写真は先日あるお客様のお宅に設置させていただいた門扉です。
浅間山、ペンギン、リスがモチーフとして散りばめられています。
疲れて帰ってきたら、この門扉が出迎えてくれて元気を取り戻す。
デザインやモノにはそんな力があります。
先日あるインテリアデザイナーの方とお話をしていて、かっこよく創った働く空間が
本当に働く人たちにとって良かったのか?という発言をされていました。
働く空間のキーワードとして、『モダン』『シンプル』『スタイリッシュ』などといったキーワードがよく飛び交います。そこから導き出される空間は、かっこよくてその企業の
ブランドイメージの向上に繋がります。
一方で、アメリカのスタンフォード大学のd.schoolでは。そこで活動する学生がテーブルやイスなどの道具を活発に動かして使わせるようにするために、あえてその空間を未完成な状態に仕上げるようにデザインしたそうです。道具を動かして傷がつくことを恐れて、その行動の幅を狭めてしまうことを避けるためです。
災害が頻発し、閉塞感が漂う生活を送っている最中に襲ってきたこの度のパンデミックによって、ますます人の心が閉ざされてしまいます。この時だからこそ、人を主役に置いたデザインやモノづくりが必要だと私たちは考えます。
私たちはモノづくりを通して、皆様と生活や働くことの喜びや愉しみを生み出し、皆様が
元気に暮らすことができる、そんな活動をしてまいります。