本日は私たちが製作にたずさわっている『箱の間』という製品についてご紹介します。 箱の間は三菱地所レジデンスさんが企画して、三菱地所ホームさんが販売をされている お部屋の中に置く箱(小屋)です。このコロナ禍において、テレワークをするスペースとしても注目されていて、メディアでも度々取り上げられています。
元々はライフステージやライフスタイルの変化に合わせてお部屋の間取りを変えるといったリフォームが難しいときに、この箱を置くことでその家庭の暮らし方を豊かにしていくことを目的に開発されました。
筆者はこの製品の企画段階のメンバーに参画させていただいていたのですが、この製品にはメンバーそれぞれの家族や暮らし方に対する想いが製品の様々な使い方の提案に込められています。 今では共働きが当たり前になりましたが、小さなお子さんがいる家庭では両親がお仕事の日はお子さんと触れ合う時間が短くなりがちになりますね。親が帰宅したら、この箱の中で 絵本の読み聞かせをしたり、幼稚園や小学校で起きたことをお話したり、またはこの箱の 壁に、お子さんが描いた絵を飾ったりと、子供と親の絆を深める箱。いつも何かに追われているお母さんがちょっと逃げ込む箱。子供の秘密基地として、子供どうしの社会を育む箱。 お父さんお母さんの趣味でこもる箱。家族の対話をはかり、家族の間の適度な距離をつくる箱なのです。そして年月の移り変わりとともにその役割も変化していくのです。
箱を形づくっている木材にもこだわっています。三菱地所グループは山梨県との関わりが深く、事業としても山梨の県産材を活用されていたのですが、三菱地所グループの「空と土プロジェクト-人が都市と農山村をつなぐ」の活動やそこに携わる人々の姿に共感して、山梨県のスギを使うことになりました。
私たちはこうした想いをつなぎ、製品としての形にする役割を担ってお客様の元にお届けしています。
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