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OSB合板は、最近私たちがよく使う素材です。 町中でもおしゃれなカフェ等で時折見かけますね。OSB合板は 細長い木片を接着剤で圧着して固めた薄い板を、数枚重ね合わせて 作られたものです。主に住宅の構造材として、または床や壁、天井などの 下地材として活用されており、完成した住宅では目に見えない箇所で使われて いました。最近は、その印象深い見た目から、様々な空間で仕上材として 使われることが増えてきました。 OSB合板は主に欧米や北米で生産されており、私達が活用しているのは北欧のものです。北欧のOSB合板は木片の色合いの差が小さくて 板全体の表情は優しい印象です。しかしながら表面の凹凸は結構デコボコして いて、奥行き感のある表情が特徴です。

このOSB合板を家具で使用される場合には、ちょっと注意が必要です。 OSB合板を仕上げ加工をせずにそのままでもお使いになれるのですが、板の端に 凹凸が残りますと服が引っかかったり、触れ方によっては怪我をする恐れが あります。昨年桜美林大学の東京ひなた山キャンパスの家具を製作した際には、不特定多数の生徒さんがお使いになるということもあり、念入りに 凹凸を極力なくして、塗装を厚めに塗ることでなめらかな面を作り出し 、安心してお使いいただくことができるように仕上げを整えました。


OSB合板を内装仕上げとして
私たちのRE:UNION SPACEの壁や床に使っています。 OSB合板に溝を掘ってその底面に青や赤などの色をさして壁のアクセントとしました。


家具をお部屋のアクセントとして
『生活の中にちょっと遊びゴコロを』というコンセプトで近々販売予定の家具です。乞うご期待ください!
